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成人向け歯科治療

歯周病を放置すると歯を失うリスクが高まります

歯周病とは歯周病菌により歯を支えている骨が解かされる病気です。初期状態では歯ぐきに炎症が起こり、腫れたり出血したりします。

悪化すると膿みがでてきて顎の骨が溶けていき、歯を支えている組織が破壊され、最終的には歯が抜けてしまします。歯周病は「静かなる病気」と呼ばれ、自覚症状がほとんど感じられ ない病気で、気づいた時には歯を支えている骨がボロボロになり、重症になっているケースも少なくありません。歯周病を予防するには早期発見、早期治療が重要です。

歯周病リスク検査

歯周病の早期発見・早期治療が大切なポイントになってきます。当院では歯周病のリスク検査を行っています。歯茎が腫れたり、お口の中に違和感を覚えた場合は、放置せずにすぐに当院までご相談ください。歯周病リスク検査はの手順は以下になります。

S T E P 1 歯周検査(プロービング)

プローブか深針と呼ばれる先端に目盛りがついている器具を使って歯周ポケットの深さや出血の有無を測り、歯周病の程度をチェックします。この検査をプロービングといいます。1本の歯に対して1~6箇所の歯周ポケットを隅々まで調べることで健康状態を判断。歯周病治療の途中でも経過観察のために必要に応じて行うケースもあります。

S T E P 2 デジタルレントゲンと口腔カメラの撮影

歯周ポケットをチェックした後はデジタルレントゲンと口腔内カメラにより口腔内を撮影します。さまざまな角度から歯周病や骨質の状態を詳細に把握できるので、質の高い治療が可能になります。撮影した写真についてはタブレットで患者様にも共有します。ご自身のお口の中の様子をいっしょに確認しましょう。

S T E P 3 唾液検査

デジタルレントゲンと口腔内カメラで撮影後は唾液検査をします。唾液にはお口の中の食べ残しをきれいに流してくれる役割があり、唾液分泌量によって歯周病の発生率や進行率に深くかかわります。唾液検査では口腔内を中性に戻す緩衝作用や、唾液量、虫歯菌の数、粘稠度などを細かくチェック。また、唾液に含まれる細菌を培養し、専用の機器で細菌数などを確認します。

S T E P 4 歯周病リスクの分析

プロービング、口腔写真、唾液検査などの結果を総合して歯周病の進行状況や発生のリスクについて詳細に分析。歯周病などの発症リスクを数値化します。ご自身の口腔内の状況が明確になるので、患者様の治療に取り組む意欲も上がります。

歯周病の進行段階と治療法

軽度歯周炎:危険度★★

軽度の歯周炎は歯茎が少し赤みを帯び腫れた状態になります。軽度歯周炎の場合の目安は歯周ポケットが3~4mm程度と言われています。

この段階での治療法は、プラークや歯垢をスケーリングなどで取り除き、正しいブラッシングを毎日することです。

中度歯周炎:危険度★★★

中程度の歯周炎になると、口臭がおこり、歯茎が化膿します。ブラッシングをした際に膿がでることもあります。歯周ポケットは4~5mm程度です。

この段階での治療法はスケーリングやプラークや歯石を取り除く「ルートプレーニング」を使用して治療をしますが、歯周ポケットが5 mm以上深くなるとフラップ手術をする場合があります。フラップ手術は局所麻酔後、歯茎を切開し、隠れているプラークや歯石を取り除き、歯周病の進行を止める手術を行うことがあります。

重度歯周炎:危険度★★★★★

重度の歯周炎になると、歯がグラグラして、歯と接している歯茎がさらに腫れ、化膿が進みます。歯と歯の間が広がり、歯茎が下がって、歯が長く見えます。

この段階の治療法はエムドゲインなどの再生療法を用いて歯周組織の再生をはかるかことが多いです。しかし、ここまで進行すると抜歯になる可能性が高くなります。

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